さよならがんじがらめ

イギリスにMBA留学中の広告クリエーターの日々のこと

試験には試験の意味がある

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今学期の試験は全部で3科目。2つ目の「Economics of Strategy」も無事に終わりました。1日1科目ずつで、さらに間が空いているのはありがたいです。

 

写真、なんだかすごい色になってしまっていますね。試験終了直後の正午頃に撮影したものですが、確かにこの直後に雪が降ったり、なんとも言えない天気でした。試験の会場がいつものビジネススクール内の教室ではないことは前回のエントリーでも書きましたが、今回の会場はなんと教会。もはや大学の敷地を飛び出しました。綺麗なステンドクラスにとんでもなく高い天井。今日もまた張りつめた空気の中、カツカツとペンを走らせる音だけが響いていました。

 

こっちの試験は「黒か青のインク」のペンのみです。鉛筆やその他の色のペンは不可です。フリクション(摩擦の熱で消せるボールペン)も持参していきましたが、もし何かで消えてしまったら?と思うと普通の黒ボールペンを使いました。3時間ひたすら書き続ける試験なので、相棒となるペン選びは大事ですよね。スラスラと滑るように書けるとグングン気分が乗ってきます。

 

試験自体は「落とすこと」を目的としている訳ではありません。50点以上とればPASSできます。とは言え記述式なので暗記だけでは対応できません。授業で習ったことを復習し、それらを使って論述を構成する問題が中心ですが、復習と言ってもサラっと読み返す程度では厳しいです。しっかりと理解し、自分の中に染み込ませるレベルで理解する必要があります。教科書を読み返しても理解できない場合には、Wikipediaで深く調べてみたり、日本語で該当する内容を探したり、理解できるまで深掘りします。その意味で、試験のプレッシャーは好きではないけれど、試験がなければ習った知識は身につかずにそのうち忘れてしまうだろうから、知識の定着という意味で試験は必要なのだろうと納得できます。逆に、定着させる必要はなく、都度、さまざまなセオリーやリサーチを参照しながら自分なりの意見と構築するのが大切な科目に関しては試験ではなくレポートが課題になっている。よく出来ていますね。

 

試験期間中はダメ!絶対!

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昨日、いよいよ試験が始まりました。科目は「Accounting and Finance」。想像していた以上に難しい内容でみんな面食らっていた様子でしたが、幸い自分が重点的に勉強したところが出題されてくれたので、悪くないと思います(願います)。

 

今日は日本でもセンター試験だったようですね。「地理B」という科目に「ムーミンの出身地」を問う問題が出たとか?しかも「フィンランド」か「ノルウェー」の2択って完全にボーナス問題じゃないですか。フィンエアーの飛行機の機体にもプリントされていましたが、今の若い子はムーミン知らないんですかね?しかし、これって「地理」の問題として、大学に入るための知識として必要なものなんだろうか?

ねえムーミン、どこ出身? センター試験出題に反響:朝日新聞デジタル

 

「試験」ってイヤなものですよね。昨日は、いつものMBAのBoard Roomとは違うはじめての教室。ピリピリした独特の空気。大学時代以来、約20年ぶりの試験(IELTSは受けたけど)。また、この空気を味合う日が来るとは夢にも思わなかったけど、もう今後味合うことはないのかも知れないと思うと、それはそれで貴重な体験。

 

今日はまた、次の試験のための勉強。「試験勉強中にいちばんやってはいけないこと」それはきっと「YouTubeを見だしてしまう」。インターネットにスマホに、今の学生さんは誘惑が多くて大変ですね。自分の脳に与える報酬の管理が本当に難しい。ご多聞にもれず、X JAPANYOSHIKIさんがバラエティにちょいちょい出ていて面白いと言う噂を聞いていたので、見だしてしまいました。YouTubeの恐ろしいところは、1つ見終わると次また次へと永遠に止められなくなってしまうところ。たっぷり堪能しちゃいました。

 

YOSHIKIさんが中学の頃にKISSを見て「なんだこりゃ!?」と衝撃を受けたのと同様に、中学生の自分にロックの洗礼を浴びせたバンドこそがXでした。初期衝動。ロックって生物学的な必然の上で成立しているのかも知れないと思うと、それも面白いですね。気がつくとYouTubeからiTunesに移行し、懐かしい音源を聴き始めてしまいます。番組の中で、新アルバムのリリースの話題の際にYOSHIKIさんが楽曲制作のスタンスとして「彼の好きなクラシックと同様に100年後200年後にも聴かれる音楽を作りたいから時間がかかる」と言っていました。確かに使い捨て感のつよいJ-POPの楽曲とは違う色褪せない普遍性と完成度の高さがありますね。2018年に聴いても『BLUE BLOOD』は名盤でした。懐かしさとはまったく違う次元で楽しむことができます。

 

多分、当時の自分がXの次にTHE BLUE HEARTSに出会いそっちに傾倒していったのは歌詞が要因かも知れません。今、聴いてもやっぱりXは歌詞だけが苦手です。使われている単語が自分には少し恥ずかしく、また歌詞の内容が理解できません。その点、hideさんのソロの方は言葉使いや言葉遊びが面白く、今でもずっと大好きです。昨日の朝、試験会場に向かう時も『ROCKET DIVE』。大事な日の朝は、必ずこれで気合いを入れます。

 

ちなみに、ロックの初期衝動は、今も大切に持っている絶対に忘れたくない自分のアイデンティティの1つだと信じています。ヒロトTHE HIGH-LOWSの時に歌った「14歳」、神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まないっ」はその初期衝動をテーマにした実にロックな最高の楽曲です。

 

ところで今回、初めて気が付いたんですがXのLIVEの登場SEで有名な「World Anthem」ってカバー曲だったんですね。原曲も素敵です。

www.youtube.com

図書館にこもる

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「今日もコーヒー飲んでこのブログを書いたら、図書館に1日こもります。」

 

と言う時のテンションの話です。クラスメイトたちとのMessengerでは、お互いに勉強漬けの日々を愚痴り傷を舐め合っていますが、正直に言うとこんな日々が嫌いじゃありません。

 

リーズ大学のカリキュラムでは9月から始まる1学期の授業は12月の中旬には終わります。クリスマス休暇を挟んで、年が明けると試験期間が始まります。年末年始は、試験勉強とエッセイの執筆に明け暮れることになります。そして、実際に授業の復習をしてみると、なんとか理解できたつもりだったことが大して身になっていない現実に気付かされます。それをゆっくり時間をかけて復習することで、教授たちの言わんとしていたことが分かり内容が自分の中に定着していきます。真面目ですね、自分。

 

でも、そんな真面目な動機だけではなかなか勉強のエンジンはかかりません。自分のモチベーションは「図書館」です。例えば、昨日勉強した図書館が上の写真です。この重厚な雰囲気。たまらないです。これを観光的に眺めるだけじゃなく、その中に組み込まれている感じに幸福を感じます。「静謐な」空気ってこういうことか。しかも大学にはたくさんの図書館があり、街にも図書館がある。バリエーション豊富で飽きることがありません。自分がアカデミックな世界の末端で、その一員になれていると思うと嬉しくなります。

 

学びの場としての図書館って大事なものだったんだ!?今までの人生で意識したことなんてなかった図書館という存在。日本の街は駅を中心に拡がっているように思いますが、こっちの街は市庁舎、教会、そして図書館を中心に設計されているように思います。駅は大概、街の端っこにあります。

 

勉強って楽しい!とか言われると、ちょっと敬遠しちゃいますよね。でも、本来、新しい知識を身につけたり、新しい考え方を習得することってポジティブな要素以外なくないですか?それは、子どもの頃に「勉強」は「遊び」の対局にある厄介なものであり、「宿題」は試練であり苦痛であることが一般常識として我々に刷り込まれていることが原因なのではないか?と気がつきました。思い返せば、のび太くんもちびまる子ちゃんかつお君も、みんな勉強が嫌いで宿題を逃れる術を日常の中で画策していた。ドラえもんの道具に頼るんじゃなくて、勉強することで知恵を身につけて困難を解決していく子ども向けのコンテンツが流行ったら未来は明るいかも知れない。

 

自分は昨年40歳になりましたが、今だからこその勉強することの意味を感じています。誤解を恐れずに言えば、20歳前後で通った大学の4年間はあまり意味がありませんでした。もちろんそこで学んだこともあるけれど、それはバイトや人間関係からの学びで「学問」ではなかった。働いて社会の仕組みが分かって、家族を持って価値観が出来上がった今だからこそ、「学び」に意味を感じられる。学者と呼ばれる人たちが、何をやっているのかが分かる。自分で稼ぎ貯めたお金から学費を捻出していることも影響しているだろう。大人になってからもう一度学ぶことは、意味のあることだと思う。少なくとも中学・高校の延長として親のスネかじって通う大学生活とはまったくの別物だ。

 

下のリンクの「お父さんの日記」のエントリーを読んでそんなことを思いました。あっ!やばい!もうこんな時間だ。勉強しなきゃ、明日、1発目の試験本番だっ。

www.otousan-diary.com

 

またブログはじめてみました

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いったいもう何度目か分からないけれど、また、ブログはじめてみました。

 

理由は2つ。その2つの理由はやめてしまう理由ともリンクしていることに気がつきました。

 

1つはやっぱり書くという行為が好きなので、自分の想いを発信する場所があるのは健康だなとあらためて思いました。ただ、ややこしいのが書くのは好きでも書き捨てることに慣れていないこと。自分の書いたものがアーカイブされ残っていくこと自体はうれしいことなんだけど、その残ったもののクウォリティや統一感が気になってしょうがないんです。それが、今までブログをやってみたけれどすぐにまた辞めてしまう理由その1。

 

2つ目は人の発する情報を読むのが好きだということ。簡単な調べ物ならWikipediaで済むことも多いけれど、例えばちょっとした生活の知恵とか旅行先のおすすめの店とか、そういう情報は誰かのブログやコメントを参考にすることが多いです。世界のどこかの知らない誰かの情報を読んで参照する感じが好きです。今の人にはとっては当たり前のことかも知れないけれど、自分はそこに「インターネット」を感じるのです。でも「これ誰か見てるのかな?」「誰かの役に立っているのかな?」と考えはじめると急に書き続けることが無意味に思えて辞めてしまうのです。めんどくさいやつですね、我ながら。

 

自分は今、イギリスのリーズという街にMBA留学に来ています。40歳にして思い立ったMBA留学。もし迷っている人がいたら背中を押してあげることが出来るかも知れない。イギリスに来てしまったものの英語には圧倒的に苦戦中。英語の勉強のTIPSを交換できるかも知れない。たいしてさえない地方都市のLeedsも今年は自分の通うUniversity of Leedsに佳子様も留学されていたり、サッカー日本代表の井手口選手がLeeds United FCに移籍してきたりとちょっと盛り上がってもいます。他にも、MBAのこと、子どもの現地校のこと、病院制度のこと、それから離れてみたからこそ分かる日本の広告業界のことなど、時間を見つけて書いていけたら良いなと思っています。よろしくです。