さよならがんじがらめ

イギリスにMBA留学中の広告クリエーターの日々のこと

CASE STUDY:KAWASAKI FRONTALE

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昨年9月からイギリスに留学していて1つ後悔したことがあります。それはずっと応援してきた川崎フロンターレJリーグ初優勝の瞬間に等々力競技場で立ち会うことが出来なかったことです。しかも、このインターネット社会にあってさらにDAZNはイギリスの会社だと言うのにイギリスではライセンスの関係でJリーグを視聴することができません。昨年の最終節は時差の関係で早朝にスマホを握りしめテキスト情報を見つめ逆転優勝に涙しました。

 

そんな自分の生活の一部でもあるJリーグが今年もそろそろ開幕します。まずは明日のゼロックスチャレンジカップから。これは昨年のJリーグ優勝チームと、天皇杯の優勝チームが戦うので、昨年の総決算的な意味合いもあるけれど、キャンプを経ての新チームの仕上がりが、いきなりの本気勝負で見られる貴重な機会でもあります。

 

さて、今年の川崎フロンターレですがMBAケーススタディに使えるんじゃないか?と言うくらいの人材活用に関する嬉しい悩みが発生しています。かつて川崎フロンターレには絶対的なエース、大久保嘉人選手がいました。彼は前人未到の3年連続得点王を獲得します。しかし昨シーズン「新しい挑戦をしたい」とFC東京に移籍してしまいました。正直、ショックでした。チーム1の得点源を失って困らない訳がありません。チームは、大久保選手をサポートする形で主にサイドを担当していた小林悠選手をトップに据えることにしました。新加入の阿部選手、家長選手がうまくはまり小林選手をサポートする形で、なんと昨シーズンは小林選手が得点王を獲得し、チームも優勝することができました。

 

来年も前線は同じ布陣で挑めば充分に強いです。しかし、なんとここに大久保選手が出戻ってくると言うのです。ここぞの時に決めてくれる頼れるヒーローの帰還は嬉しい以外の何者でもないのですが、チームを組織論的に考えるとなかなか難しい問題です。もともと絶対的エースだった存在が戻ってくる。しかし、チームでは元々彼をサイドでささえていた小林選手が新エースがになっている。出戻りの形である大久保は、現状、以前あれほどこだわっていたトップの位置へのこだわりを捨て中盤に入りゲームを作ることを受け入れているようです。

 

でも、本心はどうなんでしょう?やっぱりトップで得点を量産したいんじゃないでしょうか?では、小林の本心はどうなんでしょうか?1トップの座は譲らないぞ!と強気に思っているでしょうか?彼はキャプテンでもあります。自分がトップをやるよりも大久保にトップをやってもらって自分はサイドでという気持ちはゼロでしょうか?やってみて小林選手が点をしばらく取れなかったら監督はトップを大久保選手に変えるでしょうか?感情論を抜きにしてベストな布陣はいったいどの配置なのでしょうか?しかし実際にはメンタルの要素も大きいです。ものすごい微妙なバランスの上に成り立っているように思えます。ちょっとしたきかっけで崩れてしまいそうな。でも、うまく回れば大久保選手の復帰で選手層に強力に厚みが増します。今年もJリーグが楽しみでなりません。