さよならがんじがらめ

イギリスにMBA留学中の広告クリエーターの日々のこと

40代海外留学のススメ⑤【デジタル篇】

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MBAで学ぶ全てのビジネスに関する科目で切り離せないもの、それはインターネットです。個人的には人類において活版印刷以来の大きな発明だと思っています。経済活動の中のすべての項目に大きな影響を与えていることは間違いありませんが、留学それ自体にも大きな影響を与えています。

 

当然、大学のキャンパス内はどこもWiFi接続が可能ですし、ビジネススクールの学生は全員入学時にiPadが一台支給されます。写真は授業の合間に、イギリスにいながらJリーグの試合の様子をチェックの図。デジタルネイティブではない自分は、ケースなどをじっくりと読み込む場合はやはり紙に出力したい派ですが、教授によってはエコを理由に紙の使用を極端に嫌いすべてデジタルで行います。バスも学食もいろいろなものがスマホ決済、コミュニケーションもはじめはWhatsAppとWeChatと言う2大派閥がありましたが中国人の数の理論でWeChatがクラス内での主要SNSになっています。台湾の子とはLINEでコミュニケーションしています。

 

もう時代が戻ることはないんだからそんなことを考えてもしょうがないと思いつつも、昔の留学生はどうしていたんだろう?と思わずにはいられません。グループワークのやりとりや、課題に疑問があれば、WeChatで即解決。エッセイを書くにはGoogle翻訳やGrammarlyは欠かせません。日常の中でも例えば「イギリスのレンタカーのチャイルドシートの規制ってどのくらい厳しいんだ?」「リーズで美味しいタイ料理屋はどこだ?」「病院に行くのに最短距離はどのバスだ?」と次々と「疑問」が湧いては検索し解決していきます。日本の家族や友人とも実に気軽にコミュニケーションがとれます。これ、ものすごく当然に毎日やっていることだけど、インターネットがない頃はどうやって「疑問」を解決していたんだろう?

 

1つには対人コミュニケーションしかなかったでしょう。その意味では現代は対人コミュニケーションが減ってしまっているというネガティブな側面もあるのかも知れません。ただ、このメリットとデメリットは比較対象にならない大きさです。加えて、ついついスマホやネットを見てしまって勉強に集中できないのは留学生にとっては大きな試練ですが、これは個人で解決できる問題でもあるし、留学に限った問題ではないですね。

 

もっと遡って江戸時代や明治時代に海外で勉強していた人たちのことを思うと、気が遠くなります。伝聞でしか知らない異国の地、服装や食事など文化がすべて異なる環境。頭がさがります。きっと彼らにとっては全てが驚きの連続で、その驚きの大きさも我々には計り知れない規模だったことでしょう。そして、国を代表して来ている使命からものすごく勉強したことでしょう。ついついエッセイの執筆に集中できず、だらだらInstagramFacebookなんかを見てしまっている時、自分は名も知らぬはるか昔の留学生の先輩を夢想し、気合いを入れています。

 

しかし、今後の流れとして就学それ自体のオンライン化も進んでいくでしょう。オンラインMBAの評価もどんどん上がっているようです。環境が変わらないので、勉強モードに脳を切り替えるのがむずかしいかも知れませんが、学習欲求が強くあるのであればそんなものは関係ないでしょう。仕事や生活を自国で続けられるのは経済的に大きなメリットがあると思います。海外留学で経験できる異文化体験や、クラスメイトの交流は出来ませんが、本来の目的である勉強とは関係ありません。子供たちとキャンパスを歩きながら、いつか彼らがここに通ってくれたらなんて夢想するけれど、未来はどうなっているのか、想像すらつきません。