さよならがんじがらめ

イギリスにMBA留学中の広告クリエーターの日々のこと

初夏の到来とタトゥーの話

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リーズに春をすっとばして初夏が到来しました。2週間前に雪が降ったのに、気温にグラデーションはなく、一気に暑い。コートから一足飛びにタンクトップに着替えた学生たちはキャンパスにある芝生に座る座る。花見の季節の日本か?と勘違いしてしそうなほどに満員の芝生。天気のせいか服装だけじゃなく表情も華やいだ感じで、キャンパス全体が活気に満ちた印象です。

 

 

特に女の子たちは肩やへそ出しは当たり前。お腹がたるんでようが、お尻の割れ目が見えてようが、全然、気にしないようです。ほぼ下着のような格好で闊歩しており、おじさんは目のやり場に困ってしまいます。さらにギョッとするのが、結構な確率でドーンと大きなタトゥーが入っています。こっちの人は、男女年齢問わず、体感としては半数以上の人は何らかのタトゥーが入っていますね。こないだ話した学部生の子は「髪の毛の色を染めるのと大差はないよ」なんて言っていたけど、ホントでしょうか?

 

個人的に好きで見ているタトゥーのTV番組があるので、それを紹介したいと思います。火曜の夜にやっているのですが、舞台は街のちょっとおしゃれなタトゥーショップ。そこに若気のいたりで入れてしまったタトゥーを持った人が訪れ、そのタトゥーを見せ、入れた際のエピソードを紹介します。まさに「若気のいたり」という言葉以外で表せないような、呆れてしまうタトゥーととほほエピソードの数々。結婚を機にとか、親になったからとか、、、大人の階段を上った彼らは、若い日の勢いを後悔しています。

 

ここですごいのが、その話を聞いた3人のタトゥーアーティストが、その場でそれぞれのアイディアをスケッチ始めるのです。そう、別に若気のいたりタトゥーを消してくれる番組ではないのです。若気のいたりタトゥーの上から、それらを塗りつぶす形で新しいタトゥーを入れてくれるのです。3人のデザインとプレゼンを聞いて、そこから1つを選ぶと(拒否はできません、選ばないとなりません)、そのままシームレスに作業開始。完成すると「素敵だわ」と、実にあっさりと帰っていきます。

 

しかも、改訂版も全然大人の階段を上ってないんです。真っ青な蝶々が舞ったり、巨大な虎が睨みをきかせたり、骸骨が蜘蛛の巣に絡まっていたり、むしろ絵としてのクウォリティが高いだけにメッセージ性も強くなっています。タトゥーを入れること自体に否定的ではないのですが、多くの場合「なんでそれ?」や「なんでそこ?」がカルチャー的に理解できません。とは言え「じゃあ自分ならどんなタトゥーを入れるんだ?」と考え始めると、それはそれで答えがでません。きっと難しく考えすぎているんでしょうね。