さよならがんじがらめ

イギリスにMBA留学中の広告クリエーターの日々のこと

がんばれサムライ

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先日、日本からフロンターレサポーターの友人が来たので、本場の雰囲気をと言うことでリーズユナイテッドFCのリーグ開幕前の親善試合を見に行って来ました。井手口選手が出てくれたら良いなぁと期待していたものの、ベンチにもエントリーされていませんでした。試合は1-0で勝利。

 

そして、先週末に行われたリーグ開幕戦も3-1でLeedsは快勝。今年こそは上位に食い込んでプレミア復帰を期待します!が、、、残念ながらこの開幕戦も井手口選手はベンチ外。親善試合であれば、いろいろな戦術や選手を試す意味でのベンチ外もあり得ますが、開幕戦ベンチ外は戦力としては厳しい状態。スタジアム脇のオフィシャルショップでも新年度のユニフォームの背中に入れてもらう背番号&名前リストにIDEGUCHIの名前がなく、よぎった不安が現実になってしまってきているそうです。

 

もちろんガンバサポーターではないので、井手口選手に特別深い思い入れがあったわけではないけれど、自分とほぼ同タイミングで同じイギリスのリーズという街に挑戦の場を求めた同士として勝手に親近感を覚え、活躍を期待していました。

 

言葉の問題

「イデグチに出場時間は提供できない…」リーズのビエルサ監督が開幕直後に厳しい宣告 | サッカーダイジェストWeb

 

気になっていろいろ調べていたところでて来たのが上の記事。ビエルサ監督の公平かつ優しい口ぶりには好感が持てるものの、井手口選手にとっては厳しい状態。そして、そこで指摘される「言葉の問題」に身につまされました。発言から勝手に意図を解釈し汲み取ると、、、

若い彼には期待しているし、決してポテンシャルもなくはないと思うけれど、彼の能力を伸ばそう、彼をチームにフィットさせようとしても、彼はスペイン語も英語も喋れないから、コミュニケーションが取れなく、それがむずかしいんだ。この状況では、彼がここに残るのは現実的に厳しいだろう。

みたいなことだと思う。誰も間違っていないし、その通りだと思う。特殊な能力を持っていて即戦力を期待されての獲得ならば、言語も要らないかも知れない。きっとイニエスタトーレスも日本語はJリーグに来ても日本語はまったく必要としないだろう。川崎の太陽、ジュニーニョも最後まで日本語はあまりうまくならず退団した。

 

これ、自分が抱えている問題とまったく同じだ。MBAのクラスメイトから「なぜUKで仕事を探さないんだ?」と言われる。「おまえの実力やキャリアなら」と評価してくれるのはとても嬉しいが、自分の不安は、まさにこの言語の壁だ。イニエスタのようなワールドクラスの能力や実績は持っていない。でも、日本人の勤勉さもあって、こっちでもそこそこやれるという自信はある。ただ、仕事は1人では完結できない。細かいコミュニケーションが絶対に必要になってきて、最後はそれが障壁になると思うんだ。もちろん「飛び込んでみないと何も始まらない」って言うのは正しいし理解できる。

 

だから、今、自分はここにいるんだ。イギリスの経営大学院に飛び込んでみたんだ。そこで改めて分かったのが、言語の壁だ。勉強は1人でも完結できる。試験やエッセイは、人の倍の時間をかけて辞書やGoogleの助けを借りて努力すれば好成績を残すこともできる。ただ、例えばグループワークで真剣にコミットし内容を突き詰めれば突き詰めるほど、言葉の壁が立ちはだかる。もちろん単位をとって卒業を考えればフリーライダーも全然可能だ。自分は結局、ネイティブの暴走を止められず妥協し終えた作業が未だに悔やまれている。

 

井手口選手の苦悩が理解できる。だから、彼には頑張って欲しいし、自分も負けずに頑張りたい。